トランスファーワイズの手数料と為替レート、送金日数とお得な裏ワザ

トランスファーワイズの手数料と為替レート、送金日数とお得な裏ワザ

トランスファーワイズの海外送金は手数料がお得と評判ですが、どれくらいの手数料が掛かるのでしょうか?
トラブルなく受け取ることができるのでしょうか?

そこで、送金手数料や為替レート、送金日数など気になるポイントを詳しく解説、さらにお得に送金する裏ワザもご紹介します。

トランスファーワイズの仕組みや口座開設方法はこちらの記事をどうぞ。


トランスファーワイズの手数料計算方法

トランスファーワイズの送金手数料の計算方法は、両替額の何パーセント+数百円です。

国によってパーセンテージやプラスの金額が違うのですが、例えば日本からの送金の場合、受け取る国によって下のような手数料になります。

・USドル 0.55%+100円
・ユーロ 0.55%+100円
・イギリスポンド 0.55% +110円
・カナダドル 0.55% + 70円
・香港ドル 0.7% + 190円
・オーストラリアドル 0.6% + 90円
・タイバーツ 0.9% + 105円
・中国人民元 1.55% + 800円
・マレーシアリンギット 0.6% + 290円
※2018年現在

ご覧の通り、受け取る国・通貨により差が大きいです。

書きながら気付いたんですが、タイバーツで受け取る場合は0.9%+150円なので、他のメジャーな通貨と比べると手数料が高めだったんですね。

トランスファーワイズの為替レートは良い悪い?

海外送金は、通常の銀行から送金する場合は、送金手数料だけでなく、その銀行独自の為替レート(為替手数料)が適用されます。
為替レートは非公開のことも多く、どれくらい上乗せされているかは分からないこともあります。

どういうことかと簡単に説明すると、

仮に、銀行の両替レートが100円=1ドルだとします。
これがそのまま適用されると100万円で1万ドルになりますよね。
それが、送金時に、手数料を引いて100円=0.99ドルとして両替されると、
100万円で9万9千ドルとなり、1,000ドルが為替手数料として銀行に徴収されていることになります。 

その点トランスファーワイズは、為替レートの上乗せが無いので、両替の計算が明瞭です。
しかも、送金時に提示されるレートと現地の現金両替レートを比べると、大差ないんですね。

タイへ送金した時の体験談
タイの場合、トランスファーワイズの両替レートは、スーパーリッチなど両替レートが良いと評判の大都市の両替店より少し劣るくらいのレートで、地方の町の銀行の両替レートよりは良いレートでした。
例えば本日のレートを見ると、
大手銀行窓口 0.2941
両替専門店 0.2995
トランスファーワイズ 0.3001⇒手数料を引いて0.2973 

となっています。

送金手数料は金額が多いとそれなりに増えますが、為替手数料が掛からないのは大きなメリットで、総合で見てもトランスファーワイズの方がお得に送金できることになります。

■楽天銀行の海外送金とどっちがお得?比較してみました。

トランスファーワイズで100万円以上送金したい場合は?

トランスファーワイズに限らずだと思うのですが、日本から海外へ送金する限度額は100万円です。

ただ、今のところトランスファーワイズに回数制限はないようですので、百万円以上送金したい場合は複数に分けて送金することになります。

1度にたくさん送金したい場合は、日程に余裕を持って100万円ずつ送金することになります。

トランスファーワイズで送金する時の裏ワザ

裏ワザというほどではありませんが、トランスファーワイズで少しでもお得に送金したい場合は、タイミングを見ることです。

トランスファーワイズの両替レートは毎日変動しますが、1日の中でも頻繁に変動しています。

少しでも良いレートで送金したい場合は、
金額を入力して受取金額を見て、上がったな、と思うタイミングで送金手続きを作成します。


そしてすぐに入金せず、しばらく様子を見ます。

新規で送金手続き作成画面を開き、金額を入力してレートを見るか、
管理画面の【取引履歴】から過去の同額の履歴を開き、

取引状況の下にある、【この送金をもう一度行う】で表示される金額を見ます。

トランスファーワイズは、送金依頼してから指定の時間内(通常48時間以内)に振り込めば、その時に表示されている金額は保証されているので、
レートが保証される入金リミットまでに受取金額が上がれば、新規で送金手続きを作成します。
そして、最初に作った送金手続きはキャンセルします。
※入金前は簡単に送金手続きをキャンセルすることができます。

もし金額が下がってしまった場合は、最初に作った送金手続きを使って入金します。

数時間で急激に上がったり下がったりすることは稀ですが、金額が大きい場合は数千円の差になるので、ちょっと気を付けて見てみるといいですね。

>>トランスファーワイズの送金方法を図解で説明!入金から受け取りまで

トランスファーワイズに掛かる送金日数

トランスファーワイズの送金~着金までの日数は、送金先の国によって違いはあるとは思いますが、私の場合、

トランスファーワイズの管理画面で送金手続き作成
⇒ネットで即入金
⇒トランスファーワイズより入金確認のお知らせ(だいたい日本時間の午後3時頃)

ここまでは同日でした。

※午後3時までに振込を完了し、当日に入金できた場合です。
午後3時以降の振込みで翌営業日振込になった場合は、入金が確認されるのも翌日となります。

続いて翌日、

⇒送金のお知らせ(だいたい午前8時~9時)
⇒着金(同日午後)

でした。
これまで6回ほど行っていますが、だいたいこの流れになっています。

つまり、入金した翌日(翌営業日)に受け取ることができた、ということになります。

トランスファーワイズの着金について

送金手続きを作成すると着金予定日が表示されますが、これは前後することがあります。
1日早い場合もあれば、1日遅い場合もありました。
それでもだいたい、前述のような流れで、翌日には着金することが殆どでした。

トランスファーワイズは土日挟むとどうなる?

トランスファーワイズの管理画面では土日祝日も24時間、送金手続きを作成することは可能ですし、ネットやATMでは24時間振り込み手続きすることも可能です。

ただし、振込手続きをしたのが銀行の営業時間外(午後3時以降または休業日)ならば、翌営業日の午前9時まで入金されません。
よって、トランスファーワイズによる入金確認も送金手続きもありません。

日本の連休などうっかり忘れ勝ちなので、確認してからにしましょう。

トランスファーワイズでのトラブル

トランスファーワイズでこれまで6回ほど日本から送金を行いましたが、今のところトラブルはありません。

一度、着金予定日に着金せず、トランスファーワイズにメールで問い合わせしました。
すると、送金証明が添付されていて「これを受け取り銀行に持って行って問い合わせて下さい」という内容でした。

要は「こちらはちゃんと送金したので、後は自分で取引先銀行に確認しに行って下さい」というスタンスですね。

結局、この時はトランスファーワイズからの返事が来る前に着金した(予定より1日遅れでした)ので、問合せに行く必要はなくなりましたが。

銀行口座や受取人の情報に不備があると送金失敗となるので、不安な場合は初回は少額で試してみるといいですね。
>>トランスファーワイズの口座開設はこちらから

トランスファーワイズの手数料と為替レート、送金日数とお得な裏ワザ まとめ

これまでの海外送金とは違った仕組みでの送金。
送金金額によって手数料が掛かってくるので、わざわざまとめて送金する必要はなく、海外キャッシングくらいの感覚で送金するのもありかな、と思います。

日本円の持ち出しも申告が必要なので、目的に応じて現金と合わせて利用するといいですね。



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