日本に住んでいない分、どうしても心配になるのが子供の日本語。
ある程度喋れる子でも、読み書きとなるとやはりしっかり勉強しないと勝手には覚えてくれません。
前回の記事はこちら
>>海外在住だと子供の日本語教育どうする?教える方法や教材は?
では、海外育ちの子ども向け、日本語教育におすすめな教材をご紹介します。
海外育ちの子供向け日本語教材
では、国語と算数のドリルや教材のおすすめをご紹介します。
色々ありすぎて決められないので、これはやりやすかったという我が家の視点で厳選させてもらいますね。
日本の学校の教科書
市販のドリルや教材を紹介する前に、ぜひ取り入れたい日本の学校の教科書。
海外在住で在留届を出していれば、子供が小学生になれば日本大使館や総領事館で日本の学校の教科書が無料でもらえます。
(国によっては配布していないかも知れませんので、在住国の日本大使館にお問い合わせください。)
国語の本は、読みやすい簡単な物語が挿絵付きで載っているので、音読の入り口として良いですよ。
うちは殆ど「置いてるだけ」状態ですが、それでもたまに音楽や図工の本を出してきて「見て」います。
(そう都合良く国語の教科書に興味持ってくれませんね。笑)
それでも日本語の文字が視界に入ってくるので、慣れては来ますし、日本の地図なんかもあるので便利ですよ。
ひらがな、カタカナ おすすめ教材
まずはひらがな、カタカナ。
これを覚えないと次に進めませんね。
声で覚えるあいうえおの本
これは私の周りでも持っている人は多いです。
幼児向けですが、これから平仮名を覚える小学生でも使えます。
「あ」を押すと「あ」と声が出るので、文字と発音を同時に覚えられます。
ある程度覚えてきたら、問題ボタンを押すと「ひ・つ・じ」などと単語を言われるので、その通りに押すと正解か不正解かも教えてくれます。
ひとりで勝手に遊び気分でやってくれましたよ。
すてきなひらがな/ステキナカタカナ
これは子供に、というより親の私が好きなので買った五味太郎さんのひらがな、カタカナ絵本。
文字が大きく書かれていて、絵本としても楽しめるので、結果的に子どもにも人気でした。
他にも、アンパンマンのひらがな絵本とかカタカナ絵本とかありますが、それらと同時進行で持っておくと役立ちます。
>>アンパンマンのたべものあいうえお (アンパンマンのあいうえおずかん) [ やなせたかし ]
たべものあいうえお/のりものあいうえお/アイウエオ(アンパンマンのミニワーク)などシリーズがあって、どれも小さいサイズなので持ち運びに便利です。
意外とカタカナって使わないので忘れてしまうんです。
カタカナも併記してある50音表を壁に貼っておくといいですね。
漢字ドリル おすすめ教材
漢字ドリルを見るときのポイントは、練習スペースがあるかどうかよりも、例文があるか、単語の例が多いか、で決めています。
練習はノートでもできるので。
下村式となえて書く漢字ドリル
いくつか試した中で、いちばん子供が進んでやってくれたのがこのドリル。
漢字の成り立ちが分かって、興味を示すきっかけとなります。
そこで、どんな風に漢字ができたか、元はどういう絵だったか、など漢字そのものの入口としても入りやすいです。
教える親の側としても、絵がヒントとなって説明しやすかったです。
うんこ漢字ドリル
この漢字ドリルは日本で話題になりましたね。
ただ、うちは単語本来の意味が分かってないので、一度読んだだけでは例文の意味が想像できず、そこまでバカウケはしていませんでした。
それでも他のドリルより取っ組みやすいようなので、副本として買っています。
日本の学校に体験入学したとき、「例文を書く」の意味が分からず子供が戸惑っていました。
最初は全然できなくても、コツをつかむと書けるようになってきますし、文章を組み立てる練習にもなります。
単語の覚え間違いにも気付くことができますし、「自分で考えた文章を文字にする」というのもなかなかやりがいのある勉強方法だと思います。
ドラえもんの国語おもしろ攻略 絵で見ておぼえる小学漢字1006
やっぱりドラえもんは最強ですね。
漢字辞典って重いし子供の興味を引かないので、この1冊を漢字辞典として使っています。
このドラえもんの学習シリーズは他にも結構持っていて、ことわざや慣用句のもあるので、揃えておくと重宝しますよ。
算数ドリル おすすめ教材
算数ドリルは数ありますが、計算よりも思考力重視のものを選びました。
日本語の勉強なのに算数ドリル?という方はこちらの記事をどうぞ。
>>算数の勉強が日本語の勉強になる理由
日本語としてのハードルは高くなるので、せめて問題は簡単なものを、と実際の学年より1学年~2学年くらい下のものから始めると良いです。
きらめき思考力パズル
こちらは計算よりも頭の回転を使う問題が多く、日本語の訓練にも良いので買いました。
見て解く問題が多く、計算だけでなく考える力が必要となります。
容積や体積、道順を考える問題なんかも出てきて、日本語の勉強としてもとても助かったなと思います。
計算ではなく文章問題、応用問題がメインです。
時には親の私も「??」と思うものもあって(ポーカーフェイスでやり過ごしますが)なかなかやり応えがあります。
特に日本語での応用問題は考えるのも一苦労なので、あまり難しすぎるとやる気が失せるようです。
他のドリルよりちょっと値段が張るので迷いましたが、買って良かったです。
わくわく算数
文章問題の中に、普段は使わない日本語がたくさん出てきます。
1日1枚ずつ、テスト感覚でできるので、毎日のルーティーンとして取り入れるといいです。
やはり国語や漢字で文字勉強するのもいいんですが、算数も取り入れると「漢字の勉強」という苦手意識から解放されるようです。
勉強そのものの好き嫌いはあるとは思いますが、算数ドリルは日本語勉強にはかなりおすすめです。
(小3なら1年生のものから、小5なら3年生のものを。)
日本語の読解力が必要になってくるので、せめて問題そのものが解きやすいものにしてあげないと、やる気が失せてきます。
海外在住者に対応の通信教育講座
海外への発送もしてくれる通信教育もあります。
どうしても親子でやっていると、ケンカになったり甘えがでたりします。
ついつい子供を泣かせてしまうことも度々。(反省してますがついカッとなって怒ってしまうんです私。)
そうなると親も子も結構なストレスですし、マメな性格じゃないとつい面倒臭くなってきちゃうんですね。
その点、通信教育だと、教材や添削もしてくれて、カリキュラムに沿ってやっていけるのが良いです。
続けないと、特に漢字はすぐに忘れてしまいますし、第三者の視点や視線は良い刺激とプレッシャーになります。
申し込んでしまったらサボれませんから(笑)
日本語の「文章力」や「作文」強化は、漢字や読み書きの練習にもなって一石二鳥です。
小学生の作文通信教育講座「ブンブンどりむ」
>>子どもの未来は「国語力」で決まる!無料体験キットプレゼント中!
海外にも発送してくれるので、無料の体験キット申込みしてみるといいですね。
海外在住だと子供の日本語教育どうする?教える方法や教材は? まとめ
なかなかお勉強はその子の性格にも寄るので、誰しもが勝手に勉強してくれるわけではありません。
かと言って、勉強しろとうるさく言えば良いというわけでも無いので悩ましいところですね。
正直、別に日本語やらなくてもいいかな?と悩んだこともありますが、将来の選択肢を増やすという意味ではやっておいた方が良いと思ったので、小学生のうちは少しでも触れてもらうようにしています。
もちろん、考え方は人それぞれ、家庭の環境や子供の性格、好みにも寄るかと思うので、何が良いかは分かりませんし正解は無いと思っています。
この記事は、1つの意見として参考にして下さいましたらです。