海外滞在中にパスポートの有効期限が切れることもあるでしょう。
その場合、滞在先でパスポートを発行することになります。
では、パスポートが申請できる場所や必要書類、有効なVISAの切り替えや注意点などをご紹介します。
海外でパスポートの期限切れになった場合
海外でパスポートの期限切れになった場合、どうなるのでしょうか。
そもそも入国する時に「パスポートの有効期限が残り6ヵ月以上必要」と言った条件がある国も多く、VISAが必要な場合ももちろんその期間以上の滞在許可はおりません。
なので、日本国外でパスポートの有効期限切れになるということは、その国の滞在許可も無くなるということになります。
とは言え、長期滞在していると、パスポートの有効期限が迫ることもあるでしょう。
その場合は、期限が切れる前に更新することになります。
パスポートの期限切れを更新するのは海外でも可能
海外滞在中に日本のパスポートの有効期限切れになる時は、滞在国の日本大使館や総領事館で更新することが可能です。
その国で更新できれば、わざわざ日本に帰国する必要は無いですね。
ただし、どこの国でも言うわけでは無いようで、大使館では可能だけど領事館ではできない場合や、場所によって発行までの日数が違うこともあるので注意や確認が必要です。
パスポートの事前更新はいつからできる?
パスポートの更新は、有効期限が1年未満になった場合以外に期限前更新が可能です。
また、それ以前でも、「ページを増やしたい」「損傷した」などの理由で切り替え更新することができます。
パスポート申請に必要な書類
パスポート発給に必要なものは、切り替え・新規発行ともに
(大使館などでもらえます。)
・戸籍謄本または戸籍抄本 1部
(申請前6ヶ月以内に取得したもの。)
・写真 2枚
(サイズなど詳細は下の画像参照)
・有効なパスポート原本
(切り替え時に返納、失効処理する必要があります。)
となります。
戸籍謄本は大使館や領事館では発行できず、日本の役場で発行してもらわないといけないので、日本にいる家族に頼むことになります。
中には郵送やFAXで対応してくれる役場もあるようですので、どうしてもの場合は確認してみて下さい。
パスポート用写真のサイズ規格と見本
日本のパスポート用写真は、一般的な証明写真より一回り大きいサイズで、横3.5cm×縦4.5cmです。
写真はカラー、白黒どちらでも可で、申請前6ヶ月以内に撮影したもの。
帽子やサングラスは不可で、背景は無背景、枠なしと決まっています。
さらに、全体のサイズ以外にも、写真内の顔の部分が写真縦の70~80%で上の空白がどれくらい、などの細かい決まりがあります。
外務省のサンプルを参考にしたものをイラストにしました。
どの程度厳格なのか分かりませんが、規格通りの写真にした方が無難です。
(滞在国の写真屋さんがこの通り撮ってくれるかどうかは微妙なところですが。。。)
パスポートを紛失、盗難、焼失で再発行する場合
既に海外にいるので「期限切れで新規発行」なんてことは無いと思いますが、
例えば、紛失や盗難、焼失した場合は新規発行となります。
場合に寄っては旅券損傷に至った理由書や警察署の発行した証明書などが必要な場合もあります。
※交付手続きする大使館や領事館でも確認されることをおすすめします。
パスポートを海外で更新する時ビザはどうする?
海外でパスポートを新しくする場合、滞在許可であるVISAや滞在スタンプがあるので、
新しいパスポートになったときにイミグレーション(入国管理)で旧パスポートから引き継ぎ(貼り替えや新規スタンプ)してもらう必要があります。
古いパスポートは新しいパスポート発給時に返納するよう言われますが、
VISAなど必要ページがある場合は、その旨伝えて下さい。
必要ページ以外に穴を開け失効処理して、パスポート原本を返してくれます。
パスポート有効期限とVISA有効期限
ちょっとややこしいですが、例えば滞在先で1年のVISAを更新したとします。
その時、パスポートの有効期限が1年未満の場合、パスポートの有効期限までのVISAしかもらえません。
そして、パスポートを新調した時に、新旧両方のパスポートをイミグレーションに持参して、本来のVISA期限までスタンプを押しなおしてもらうことになります。
私はタイでこのような手順で行いましたが、国に寄っては先にパスポートを更新してからじゃないとできないこともあるかも知れません。
いずれにしても、VISA更新が先か、パスポート更新が先か、迷うところですが、
各々の有効期限や更新のタイミング、国や状況によって変わってくると思うので、どういう流れになるのかイミグレーションで確認して下さい。
海外でパスポートが期限切れ!更新する方法とビザの注意 まとめ
海外に滞在中はパスポートが最も有効な、場合に寄っては唯一の身元証明、IDカードとなるので、
管理には気を付けたいものです。
国によっては(多分殆どの国で?)外国人はパスポートの携帯が義務付けられていることもあります。
意外と知らない人が多いようですが、身分証は必ず身に着けておくことをおススメします。