二重国籍の航空券の予約や入国審査のパスポートどう使い分ける?

二重国籍の航空券の予約や入国審査のパスポートどう使い分ける?

二重国籍の場合、どちらのパスポートで航空券を予約するのでしょうか?
パスポートの国籍や番号はもちろん違いますし、名前が違う場合もありますよね。

さらにチェックインはどっちのパスポートか、出国審査や入国審査はどっちのパスポートを見せるのか、など、疑問は尽きません。

そこで、重国籍者が航空券の予約時に注意することやパスポートの使い分けなどを詳しくご紹介します。

二重国籍の子のパスポートの作り方についてはこちら
>>国際結婚の子供はパスポートの名前どうなる?表記は外国名でできる?


二重国籍の航空券の予約はどっちの名前?

二重国籍に限らず、三重国籍など複数の国籍とパスポートを持っている場合、最初は何かと疑問だらけです。
私は日本の国籍しかありませんが、私の子供たちは2つあるので最初は混乱しました。

最近は航空券の予約も自分でネットで手配するので、特にLCCの場合は間違えたら搭乗できなかったり変更手数料を取られたりすることがあるので注意が必要です。

チケットの予約の名前

航空券の予約は、うちの場合はその飛行機に乗るとき(出国する時)に使う国のパスポートの番号と名前を記入します。

例えば、タイから日本に行く場合。
タイのパスポートで出国する時はタイのパスポートにある名前と番号で予約します。

この時、日本の滞在期限(ビザ免除期間)を過ぎる場合や片道でしか航空券を買わない場合、「日本のビザが必要だ」と言われることもありますが、重国籍で日本のパスポートを所持していることを伝えると良いでしょう。

航空会社は、搭乗者が万が一渡航先で入国できず強制送還になった場合、帰路の飛行機を確保しないといけないらしく、そうならないよう事前に確認することがあります。
ですが、日本のパスポートで入国するので問題無い旨を伝えると大丈夫です。

上記のような状況でも、日本のパスポートで予約しても大丈夫だと思うんですが、よく利用していた旅行会社の人に「タイからの往復で買う場合はタイパスポートで予約して下さい」と言わたので、その通りにしています。

二重国籍のパスポートはチェックイン時にどっちを使う?

航空券の予約ができたら次は搭乗する飛行機のチェックイン。

行きは、予約した航空券=出国するパスポートでチェックインします。
この時も、日本のVISAの確認をされることがあるかも知れませんが、日本のパスポートを所持してる旨を伝えれば大丈夫です。
日本のパスポートを見せて、と言われることもあるので、すぐに出せるようにしておきましょう。

問題は復路、帰りの便ですね。

航空券を往復で予約した場合は?

チケット予約時に疑問になるのが、往復でチケットを予約した場合の復路。

航空券のチケットは往復で予約すると、往路も復路も同じ個人情報で予約されます。
つまり、タイのパスポートで予約すると、日本から帰る時のチケットもタイのパスポートで予約されています。

帰りは日本のパスポートで出国するので大丈夫かと不安になりますが、航空会社には予約時に使ったタイパスポートを出してチェックインします。

往路同様、「日本のパスポートを見せて下さい」と言わることもあるので、その時は素直に出せば大丈夫です。

ちょっと混乱しやすいですが、航空券の予約と、出入国時のイミグレーションの審査は別と考えると分かりやすいですね。

二重国籍の入国審査はパスポートどっちを出すべき?

飛行機のチェックインが無事に終わったら、次は出入国審査・イミグレーションです。
先ほども書きましたが、航空会社のチェックインカウンターと出入国審査(イミグレーション)は別と考えると分かりやすいです。

出国審査では、入国時に使ったパスポートを出してスタンプを押してもらいます。

航空会社のチェックインカウンターでは日本とタイの両方のパスポートを求められることはありますが、イミグレーションでは両方求められることは稀です。
私の場合で言えば、これまでイミグレでもう1つのパスポートの提示を求められたことはありません。

二重国籍のパスポート 乗り継ぎの場合は?

では、トランジットで第三国を乗り継ぎする場合。

空港内の乗り継ぎで済む場合は入国審査を通って空港外に出る必要が無いので、特に問題ありません。
経由地でボーディングパスを発行する必要がある場合も、チケットを予約したパスポートを提出すれば大丈夫です。

ただ、乗り継ぎで一旦空港から出る場合は少し違ってきます。

乗り継ぎで一旦空港から出る場合は、入国審査を通過する必要があるので、その場合にどちらのパスポートを使うのか。

空港から一旦出る場合(経由地の国に入国する場合)は、どちらのパスポートを使ってもいいのですが、その国に有利なパスポートを提示すると良いです。
日本のパスポートで問題無い国は多いので、どちらかと言えば日本のパスポートを出した方が無難なことが多いです。


例えばタイから香港経由で日本に一時帰国したとします。
その場合、出入国審査で出すパスポートは

タイ出国 ⇒ タイパスポート
香港入国 ⇒ 日本のパスポート
香港出国 ⇒ 日本のパスポート
日本入国 ⇒ 日本のパスポート
日本出国 ⇒ 日本のパスポート
タイ入国 ⇒ タイのパスポート

となります。
この間、航空券の名前は全てタイパスポートなので、チェックインや搭乗時は常にタイパスポートを提示します。

乗り継ぎ時の注意点

うちの子供の場合は、タイと日本の二重パスポートなので、経由地では迷わず日本のパスポートを使用します。
なぜなら、タイのパスポートでは入国できない、またはビザが必要な国が多いからです。

例えトランジットでも、ノービザで入国できない国には空港から出ることができません。

私の場合はこれまでで第3国では、日本のパスポートで通過した方がスムーズなことが多かったですが、例外もあります。

例えばヨーロッパEU加盟国間ではEU圏内のパスポートの方が簡単でしょうし、アジア圏に限らず国に寄っては近隣の国または親交のある国、特別待遇の国ではVISA免除など有利なこともあります。

経由地で外に出る場合は、その辺りの事情も事前に調べておくことをおすすめします。

空港内のセキュリティーチェックはどうする?

空港内は、上記以外にもパスポートチェックポイントがあります。

例えば、荷物検査とイミグレーションに入る入口、搭乗ゲートで搭乗する際。
これらのポイントでは、搭乗券とパスポートで本人照合するので、チケット予約時のパスポートを見せるとスムーズです。

参考までに、空港に着いてから目的地の空港に到着するまでの流れで、

・チェックイン⇒チケット予約時のパスポート
・セキュリティーチェック⇒チケット予約時のパスポート
・手荷物検査⇒チケット予約時のパスポート
出国審査⇒出国に使うパスポート
・搭乗ゲート⇒チケット予約時のパスポート
入国審査⇒入国に使うパスポート
関税と手荷物検査⇒入国に使うパスポート

というのが基本だと思います。
が、いつ聞かれてもいいように、もう1つのパスポートもすぐに出せるところに用意しておくといいです。

二重国籍のパスポート使い分けルール

二重国籍、三重国籍など複数のパスポートを持っている場合、基本的に

入国したパスポートで出国する

ことになります。
入国する時にスタンプを押してもらったパスポートを出国時に出して出国スタンプを押してもらう、ということです。

なので、もちろん日本に日本以外のパスポートで入国することは可能です。
ただ、滞在期限がありますので、それを過ぎると、たとえ日本国籍があってもオーバーステイになる可能性があります。
(入国後に切り替えられると聞いたことがありますが、わざわざそんな面倒なことをする必要が無いかな、と思います。)

なので、ビザ免除期間以上滞在する予定がある場合は、日本のパスポートで入国する方が安心です。
また、日本に入国時は日本国籍または特別永住権専用レーンがあるので、日本のパスポートで入る方が行列に並ばなくて良い分、特に子ども連れの場合は楽ですね。

パスポートのスタンプについて

日本のパスポートには日本の入国(帰国)スタンプと出国スタンプのみになりますが、それについて問われることは殆どありません。
私の経験では、その点については一度も聞かれたことはありません。
ただ、アメリカなど入国の厳しい国では、搭乗地や行先を問われることもあるようです。

余談ですが、短期滞在ならば、日本以外のパスポートでもVISAなどの条件を満たせば日本に滞在できます。
逆もまたしかりで、日本に住んでいて他国の国籍がある場合、その国のパスポートは必要ない(こともある)、ということになります。

パスポートの更新費用って、子供も合わせて家族全員分で考えると結構な金額になるので、、、
二重国籍の子供が3人いると、6冊分+親の分、痛い出費です。

その辺りはこちらに書いていますのでご参考に。
>>海外で出産したら国籍どうなる?出生届や帰国時のパスポートは?

とは言え、国によっては、長期間パスポートを取得していなければパスポートの取得自体が難しくなる国もあるようなので、各自ご確認下さいね。

二重国籍の航空券の予約や入国審査のパスポートどう使い分ける? まとめ

パスポートが複数あるとメリットもありますが、やはりその分の申請料、更新料が必要なので、更新時期や旅行時期と合わせて考えられるといいですね。
また、飛行機の予約時に、うっかりパスポートと違う名前で予約したりしないよう、名前が複数ある場合は要注意です。

愚痴?ちょっと聞いてー国際結婚あるあるはこちら!


国際結婚カテゴリの最新記事