何かと不安な妊娠出産、それが海外でとなると余計に不安ですよね。
病院、健診、出産準備、体調管理、帰国、出生後の手続き、などなど。
今回は、日本人が海外で妊娠出産する時に役に立つ情報をご紹介したいと思います。
海外で妊娠出産するとなったら
海外で妊娠出産となると、まずは病院探しから始まるかと思います。
滞在する国の病院や医療水準に寄って大きく違うことも多いでしょう。
病院に関しては、滞在する国や地域によって違いますが、大きく分けて公立と私立があるかと思います。
主に外国人がお世話になるのは私立病院のことが多いかも知れませんね。
(と言う私は公立病院で健診&出産しましたけど。)
公立か私立で大きく違うのは費用かと思いますが、日本の国民健康保険に入っている場合は、出産一時金を受けることができます。
言葉に不安がある場合は、日本語の通じる病院や通訳さんのいる病院を選ぶことをおススメしますが、近くに無い場合は現地の言葉や英語で医師や看護師さんと意志疎通することになります。
そうでなくても最低限、妊娠出産と新生児に関する単語は覚えておいた方がいいでしょう。
海外で妊娠したら母子手帳どこで貰う?
妊娠したとなるとまず思い付くのが母子手帳。
日本では、保健所や役場で配布していることが多いです。
母子手帳を海外で貰う場合
最近は各国の日本大使館や領事館で母子手帳の配布を行っているようです。
しかも、貰えるのは、日本では有料で販売されている20年母子手帳。
私の時はまだなかったので、妊娠安定期に一時帰国して、保健所で頂きました。
母子手帳を日本で貰う場合
日本で母子手帳をもらう場合、実は病院ではなく、市町村の自治体で貰うことが多いです。
私の場合は市の保健所で貰いましたが、妊娠の証明書類が必要なわけでもなく、氏名や住所、お腹の赤ちゃんの父親の名前などを書くだけで大丈夫でした。
住民票が無い場合(健康保険に入っていない場合)は、妊婦健診の助成券は発行されないようです。
私は国保に入っていたので付いていましたが、実際に使うことはありませんでした。
自治体に寄っては日本語以外の言語(英語・ハングル・中国語・タイ語・タガログ語・ポルトガル語・インドネシア語・スペイン語・ベトナム語、タガログ語など)で書かれた物もあるようなので、希望される方は聞いてみるといいでしょう。
母子手帳のメリット
母子手帳は日本の予防接種のスケジュールが分かるし、ためになる副読本も付いていたので、
気になることがあったときはとても参考になりました。
国に寄って予防接種のスケジュールも違うので、日本との違いを参考にすることもできましたし、
接種したワクチンの種類や年月日を日本の母子手帳に書き写すのにも便利でした。
もし日本に帰国することになったときにも分かりやすいですし、健診時や就学時に予防接種済の証明にもなります。
日本では少ないかも知れませんが、国に寄っては、特定の予防接種済かどうかが入園や入学の条件となることもあるようです。
海外で妊娠して帰国後出産する場合の注意
妊娠発覚後、やはり出産は帰国して日本で里帰り出産したいな、という結論になることもあるでしょう。
その場合は、帰国時期は早めに決めた方がいいです。
帰国して出産する時期
一時帰国して出産を決めた場合は、できるだけ早めに帰国して出産する病院を決めることをおススメします。
妊娠後期になってからだと日本で病院(または産院、助産院)を探すのに苦労するという話しを聞いたことがあります。
妊娠初期から健診している場合でないと出産に責任を持てないのでお断りするという方針の産院もあります。
受け入れて貰えるかどうか、前もって病院に問合せしておくと安心ですね。
妊娠中に飛行機に乗る場合の注意
妊娠中に飛行機に乗るのは、安定期の妊娠12週から28週頃がリスクが少ないと言われています。
また、航空会社によって制限があって、だいたい28週を超えたら別途申告医師の診断書がいることがあります。
出産予定日の4週間前くらいからは診断書があっても搭乗不可(または医師の同伴が必要)な航空会社もありますので、予め確認されておいて下さい。
ただ、妊娠何カ月かどうかは自己申告で、わざわざ証明を見せなければならないことは無いようですが、万が一のリスクを負うのは賢明ではありません。
たとえ診断書が必要なくても、気圧の変化もありますし、できるだけ安定期のうちに移動することをオススメします。
特に妊娠後期は、お腹も大きくなり、長時間同じ体制で座っているのも辛い時期です。
飛行機が遅延したりで待ち時間が長くなることなどのリスクも考えて準備した方がいいですね。
海外での妊娠出産は日本と違うこともチラホラ。
そんな実体験はこちらをどうぞ。
海外で妊娠出産。母子手帳の貰い方から帰国する場合の注意まで まとめ
海外で妊娠出産とは言え、病気では無いので過剰に心配する必要はありません。
どこの国でも毎日たくさんの赤ちゃんが生まれています。
日々の生活や食生活も大事なので、ストレスの無いよう、無理せず安静に過ごせるよう心掛けるといいですね。
海外で出産する場合の子どもの国籍や手続きはこちら。