トランスファーワイズの海外送金。
手数料がお得に送金できるサービスですが、もともと海外送金手数料の安い楽天銀行の海外送金とどちらがお得なんでしょうか?
手数料や為替レートを含め、総合で比較してみました。
トランスファーワイズって何?という方はまずはこちらの記事へ。
トランスファーワイズと楽天銀行の海外送金を比較すると
トランスファーワイズを知った時に比較対象となったのが楽天銀行。
私も、トランスファーワイズを利用する前は楽天銀行の海外送金を利用していました。
楽天銀行の海外送金手数料は750円と破格の安さと評判です。
着金までは数日、だいたい3営業日くらいと早い上、ネットで自分で送金手続きができるのもメリットです。
また、最近はマイナンバーが必要になったことと、月に100万円までしか送金できないという制限があります。
月に100万円以上送金したい場合には向いていません。
また、送金手数料が750円とはいえ、海外中継銀行手数料が1,000円掛かります。
さらに、為替レートにも手数料が掛かります。
つまり、楽天銀行の海外送金には、
- 送金手数料 750円
- 海外中継銀行手数料 1,000円
- 為替レートに掛かる手数料
が掛かることになります。
これらの手数料は、大小の差こそあれ殆どの銀行の海外送金で掛かる手数料です。
その点、トランスファーワイズは上記のうち、海外中継銀行手数料と為替手数料が掛からず、送金手数料のみとなります。
なぜトランスファーワイズは手数料が安いのか?はこちらの記事をどうぞ。
>>トランスファーワイズの海外送金の仕組み
とは言え、トランスファーワイズでタイに100万円送金すると、手数料で9,000円強掛かるので、いくら見えない為替手数料があるとはいえ、金額が多い場合はトータルでは負けるんじゃないかと、
試しに、同じ日に同額送金した場合の差を比較してみました。
トランスファーワイズと楽天銀行の手数料を比較してみた
では、トランスファーワイズの送金画面と、楽天銀行の海外送金シミュレーションを使って、2つの海外送金の手数料を比較したいと思います。
分かりやすいよう、どちらも受け取り額を20万バーツで指定しました。
トランスファーワイズの手数料
まずはトランスファーワイズです。
こちらで通貨を選んで金額を入れると瞬時に計算結果がでます。
20万バーツ受け取るのに、674,683円必要になりました。
内手数料は6,167円。
楽天銀行の手数料
続いて楽天銀行の海外送金シミュレーションを見てみましょう。
20万バーツ受け取るのに693,750円送金する必要があります。
トランスファーワイズより19,067円も多く掛かるということですね。
つまり、楽天銀行の送金手数料は750円+海外中継銀行手数料1,000円の合計1,750円と格安に思えますが、
トータルで見ると為替レートの差が大きいことが分かりますね。
トランスファーワイズと楽天銀行の為替レートの違い
先ほどの送金シミュレーションをよく見ると、楽天銀行の為替レートが3.46になっています。(青枠のところです)
これはバーツ⇒円の両替レートで、1バーツ3.46円で計算されるといういことです。
トランスファーワイズの為替レートは0.29917となっていて、これは円⇒バーツなので、計算すると1バーツ約3.34円ということになり、約0.12円の差があります。
比較の結果、日本からタイに20万バーツを送金した場合
19,067円の差でトランスファーワイズに軍配が上がりました。
※相手国(受け取り通貨)によって手数料が変わってくるので、あくまでタイバーツで受け取る場合の比較です。
その他の通貨の手数料はこちらをご覧ください。
>>トランスファーワイズの手数料と為替レート、送金日数とお得な裏ワザ
ちなみにタイの場合、トランスファーワイズの両替レートは、スーパーリッチなど両替レートが良いと評判の大都市の両替店より少し劣るくらいのレートで、地方の町の銀行の両替レートよりは良いレートでした。
トランスファーワイズと楽天銀行を比較!送金手数料や為替レートは? まとめ
海外送金は手数料も掛かりますが、現金で持ち込むと盗難や紛失のリスクはあるので、活用したい利用方法の1つですね。
それに、レートは日々変動してなかなか予想もつかないので、手数料が掛かってもレートの良い時に両替できのが一番良いかも知れませんね。
ところで、現金を持参する時に持ち出し制限や持ち込み制限があるってご存じですか?