海外にいても何かと作る機会が出てくるであろう寿司。
巻き寿司にちらし寿司、手巻き寿司、手鞠寿司、握り寿司、、、
どれもに酢飯が必要となります。
では、そんな酢飯の作り方と、海外ならではの材料の代用方法をご紹介します。
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酢飯の作り方 海外では何を使う?
酢飯とは、その名の通り、お酢の効いたご飯のこと。
酢飯を作るには、ご飯を炊くときに昆布を入れるといいんですが、なくても大丈夫です。
ぶっちゃけ、そこまで味に敏感な人は稀です(笑)
酢飯に適したご飯は?
酢飯に適したお米はもちろん日本米/ジャポニカ米ですが、タイ米やインディカ米しか手に入らない場合は、もち米を2割ほど混ぜると良いです。
欧米で入手できるカリフォルニア米は日本米に似てるとのことですが、見た目だけでなくもっちり感があれば巻き寿司などにも使えますね。
ちらし寿司にして、ライスサラダっぽく仕上げると良いですね。
酢飯に適したお酢は?
お米の次に問題となるのがお酢。
日本のものでなくても米酢(ライスビネガー)や穀物酢などの醸造酢があれば、似た風味になっているものが多いです。
なければホワイトビネガーでもリンゴ酢でもワインビネガーでも代用できます。
また、レモンでも代用できます。
すし酢をレモンで代用するとフルーティーな香りになります。
お酢の匂いやお酢独特の臭みが苦手な外国人や子供には、むしろレモンの方が食べやすいかも知れませんね。
レモンを使う場合は酸味が強いのでレモンとお砂糖の配合は同じくらいでちょうどいいと思います。
お酢も、種類によって酸味が違うので、そこは下の基本の分量から調整して下さいね。
酢飯の作り方は寿司酢で決まる!
では、お酢がある場合の酢飯の作り方です。
酢飯は、炊いたご飯にすし酢を混ぜて作ります。
すし酢は、お酢、お塩、お砂糖、この3つの材料で作ることができます。
実はお酢だけじゃないんですね。(お酢のみで作る方もいらっしゃいます。)
米酢:砂糖:塩の割合は4:2:1
これが黄金比、と私は思っています。
※お酢は液体量のCCで、お砂糖とお塩は重量で換算します。)
酢飯と寿司酢の配合
もちろんですが、酢飯の量によって寿司酢の量は変わります。
ご飯1合に対して必要な寿司酢の分量は
お酢 20cc(大さじ1と1/3)
砂糖 10g(上白糖なら大さじ1強。粗目の場合は小さじ2)
塩 5g(大さじ1/2)
となります。
これを基本に、2合、3合、4合、5合と掛けていくといいですね。
参考までに、ご飯3合の場合の寿司酢は
お酢 60cc(大さじ4杯)
砂糖 30g(上白糖なら大さじ3と1/3。粗目の場合は大さじ2))
塩 15g(大さじ1)
となります。
酢飯の作り方
では、酢飯の作り方です。
1、ご飯を炊きます。
あれば昆布を1欠片一緒に入れて炊きます。
2、寿司酢は予め混ぜ合わせておきます。お砂糖が全部溶けてない場合は、鍋やレンジで軽く温めて下さい。
3、炊きあがったご飯をすし桶やお盆、トレーなどに広げて、できるだけ早く熱いうちに寿司酢を一気に入れて混ぜます。
底からすくって、ご飯粒が潰れないよう、サクサクと切るように素早く混ぜていきます。
このパタパタ仰ぐ作業が、ご飯のツヤを出します。荒業ですが、扇風機の風を当ててもいいです。
ご飯が冷めてきたら、できるだけ大きく広げて完全に冷まします。
表面が乾燥しないよう、上から布巾や新聞紙などでフタを被せておきましょう。
※ラップをする場合は完全に冷めてからにしないと、湯気がこもって水滴が落ちてしまいます。
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すし酢に代用できるものは?
お酢であればどんな種類のビネガーでも大丈夫ですし、それぞれ風味が異なってそれもまた海外ならではの楽しみの1つと言えます。
お酢もレモンもなければ、困った時のマヨネーズ!
ちょっと邪道というか、私は好きではありませんが、適当なお酢が無い場合はマヨネーズで代用するという荒業もあります。
マヨネーズを使う場合は、ベトベトになるほど入れると美味しくないので、ほんのり酸味が出る程度にして下さい。
レモンがあれば、レモンとお砂糖で酸味と甘味を調整しても良いでしょう。
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酢飯の作り方 海外で寿司酢を簡単に作るには?代用はこれでOK まとめ
寿司酢の配合は上述の通りですが、お酢の酸味によってお砂糖や全体の量を調節します。
特に喉にピリッとするほど酸味が強いお酢の場合は、お米に入れる量を少な目にすると良いです。
少し多めに作ったら、瓶に入れて冷蔵庫に入れておくと日持ちします。
お醤油を足して和風ドレッシングにしたり、キュウリの酢の物など和え物にも使えて便利です。