日本のカレーライスをルーから手作りする方法 意外と簡単!

日本のカレーライスをルーから手作りする方法 意外と簡単!

海外に住んでいても恋しい和食。
中でも家庭の味、いたって普通のカレーが無性に食べたくなります。

日本人の多い都市部や輸入食品店ではカレールウも入手可能でしょうが、あっても値段が高い。

なので私は市販のルウを使わず自分で作っています。
以外と簡単なので、自家製ルーと和風カレーの作り方をご紹介します。


日本のカレーライスをルーから手作りする方法

市販のカレールゥは入れるだけで簡単ですが、ルウから作るのも意外と簡単なんです。
そんなに手間は掛かりません。

>>外国人に人気の日本食は何?海外でウケる和食はこれが鉄板!

カレーのルウの作り方

ではまず、カレールーの作り方です。

カレールーに必要な材料
バター 大さじ4
小麦粉 大さじ4
カレー粉(パウダースパイスミックス) 大さじ3

※ストックを多めに作るときは、だいたい上記の割合で量を増やして下さい。

いい感じのカレー粉が売ってない場合は、自分流ガラムマサラ(スパイスミックス)を作っておくと便利。
カレー粉に入っているのは(メーカーによって違いますが)だいたい、

・クミン
・コリアンダー
・レッドチリ(カイエンペッパー)
・ターメリック
・塩

です。
分量はお好みでいいですが、分からない場合は、

クミン1:コリアンダー1:チリ1/2:ターメリック1/2

の割合でいいでしょう。
辛いのが苦手な場合は、チリパウダーをもっと減らして下さい。

さらに、カルダモン、クローブ、ナツメグ、シナモン、コリアンダーなどをお好みで入れても良いでしょう。
ただ、これらは入れ過ぎると失敗するので、使い慣れていない場合は入れない方が無難です。

自家製カレールウの作り方
1、フライパンで小麦粉を炒ります。
2、小麦粉がほんのり色付いてきたら、カレー粉(またはパウダースパイスミックス)を入れて混ぜます。
3、弱火にしてバターを入れて全体がきれいに馴染んだら出来上がり。

※スパイスは焦げやすいので手早く混ぜて下さい。
※ストックする場合はタッパーや瓶に入れて冷蔵庫で保存します。

玉ねぎみじん切り、ニンニク、ショウガのすりおろしを飴色になるまでしっかり炒めて、上のルーと混ぜ合わせて保存しておくと、カレーを作る際の時短にもなります。

と言いつつ私は、スパイスだけの状態で保存した方が日持ちするような気がするので(気がするだけですが)、これらは入れない状態で保存しています。

自家製ルウを使ったカレーの作り方

では、ルーができたところでカレーを作りましょう。

カレーの材料(5~6皿分くらい)
玉ねぎ 1個
にんにく1カケ(すりおろし)
生姜1カケ(すりおろし)
お肉(チキンでも豚でも牛でも)200gくらい
ジャガイモ 2~3個
人参 1/2個
トマトピューレまたは小さく切ったトマト3~4個
固形コンソメ(お好みで)
塩 少々
砂糖 少々

具はグリーンピース、マッシュルームやしめじなどキノコ類、スイートコーンを入れてもいいですね。

>>鶏もも肉の骨の取り方と上手な外し方。切り方のコツを覚えれば簡単!

では、作り方です。


自家製ルーを使ったカレーの作り方
1、フライパンで薄くスライスした玉ねぎを炒めます。
弱火でじっくりと、飴色になるまで炒めて下さい。
(ルーに玉ねぎを入れている場合はこの工程は不要です。)

2、鍋に、油、ニンニク、ショウガを入れて軽く炒め、肉類、野菜と順番に炒めていきます。

3、具を全体に軽く炒めたら1、の玉ねぎとトマト、具が全部浸かるくらいのお水を入れて強火にします。

4、沸騰したら弱火にして、灰汁を取り、お好みでコンソメの元を入れ、野菜に火が通るまで煮込みます。

5、火を止めてルーを少しずつ入れて混ぜていきます。

6、仕上げに塩と砂糖で味を調節します。

具がドロドロに溶けるのが好きな方は長めに煮込み、しっかり形が残ってる状態が良い場合は火が通ったらルーを入れる段階に進んで下さい。
ローリエ(月桂樹・bay leaf)があれば2枚ほど入れて野菜と一緒に煮込むといいです。
家庭によって、人によって作り方や拘りがあるかと思いますが、基本的にはこの流れだと思うのでご参考までに、です。

特にトマトの酸味や甘味によって味が変わってくるので、最後の塩と砂糖は味を見ながら調整して下さい。
何かちょっと足りないな?と言う場合は仕上げに隠し味を入れるのもポイント!

カレーの隠し味に入れるもの

カレーの隠し味と言えばリンゴと蜂蜜!ですが、他にも私が入れてコクが出たな、と思うのが、

マンゴージャム
・パッションフルーツジャム
・パイナップルジュース
・インスタントコーヒー
・チョコレート(ビター味の板チョコ)
・黒糖
・お醤油
・牛乳
・ヨーグルト

酸味のあるフルーツで作ったジャムは濃厚で酸味と甘味を兼ね備えているので、まさにリンゴと蜂蜜効果だと私は思っています。
ストックが無いときは果実そのままミキサーにかけてジュースにしてぶっこみます。

インスタントコーヒーやチョコレートは隠し味の定番のようですが、チョコレートは香料の強いものではなく、シンプルなビター味の板チョコが良いです。

お醤油は意外といい感じに馴染みます。
牛乳は火を止める直前に少し入れるとマイルドになります。
ヨーグルトはインド風に、食べるときに混ぜてもいいですね。

お住まいの地域で入手可能なもので、最適な隠し味の素材を探してみるのも楽しいですね。

もっと簡単!手抜きな時短カレーの作り方

野菜を煮込んでいる時間にカレールウを作ればサクっとできてしまうんですが、それすらも面倒臭い!という方は、フライパンを使わず鍋1つで作っちゃいましょう。

材料は上記のカレーの作り方と同じです。

1、鍋に油と玉ねぎ、にんにくを入れて飴色になるまで炒めます。
2、バターと小麦粉、カレー粉、塩を入れてよく混ぜ合わせます。
3、粉類と玉ねぎが馴染んだら切ったお肉や野菜類も入れて全体を混ぜます。
4、お水とトマト、固形コンソメを入れて煮込みます。
5、仕上げにお好みの隠し味を入れて、塩とお砂糖で味付けしたら完成!

ぶっちゃけ私もこの方法で作る方が多いです。
とにかく手軽に作って食べたい場合はこちらの方法が、お鍋1つでできて簡単です。

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日本のカレーライスをルーから手作りする方法 まとめ

市販のカレールーと言えばハウスバーモントカレー、ジャワカレー、こくまろ、ゴールデンカレー、星の王子様、、、
種類は色々、それぞれお好みもあるでしょう。
子供たちにカレーは人気なので、お好みの味を見付けてルーをストックしておけばとっても簡単に作れます。
ぜひ挑戦してみて下さい。



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